寿博士対面(ことぶきはかせたいめん)

歌舞伎版「ハンニバル」 

(制作:道楽一代女さま、おいちょかぶディーラーさま、綾亀)

注意

1.原作を読んだか映画を見ていない人には理解できません。しかもネタばれです。

2.歌舞伎を全く知らない人にはあまり楽しめません。

3.イメージは映画ではなく原作のものです。

4.衣装や小道具はどうするかとか突っ込んじゃいけません。

5.深い意味を考えちゃいけません。

そのへんオッケーな人は下にスクロールしてね。

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外題案

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クラリス     

イヴェルダ      坂東玉三郎(二役早替相勤候)ばんどうたまさぶろう五代目、大和屋)

イヴェルダは弁慶格子の悪婆。クラリスは腰元姿だがレクターとの晩餐では赤姫。クレンドラーにいじめられる場面は「馬盥の光秀」をほうふつ。


バーニー      中村吉右衛門
なかむらきちえもん二代目、播磨屋)

気分は「菊畑」の奴知恵内?一条大蔵卿の様な演技力も要求される役。幕切れのオペラ座の場でのレクター、クラリスとの割台詞が聞かせどころ。

クレンドラー    市川左団次いちかわさだんじ四代目、高嶋屋)

「まま炊き」の場の「狂乱」が一番の見せ場だが、そこに至る憎々しい演技は自家薬籠中。

マーゴ      市川團十郎いちかわだんじゅうろう十二代目、成田屋)

岩藤。ヴァージャーとレクターの「対面」の場での杯割りなど、荒事の要素も多い。「猪養のだんまり」から、マーゴ兄殺しの場へ回り舞台で転換。柱に寄りかかっての登場が鬼気迫る。

クロフォード   坂東彦三郎ばんどうひこさぶろう八代目、音羽屋)

籠仕掛博士指南(おとにきくはかせのてほどき)よりやや存在感が薄れるが、実直な感じで。

アーディリア     尾上菊五郎おのえきくごろう七代目、音羽屋)

気分はお嬢吉三。バーニーとの対決の場が楽しみ。

パッツィ       中村梅玉なかむらばいぎょく四代目、高砂屋)

殺される役だが気分は福山貢。殺しの場はせり上がりで、ざんばら髪と顔についた血糊の手形。屋根の上にだらりと息絶える。

ラウラ・パッツィ   中村福助なかむらふくすけ九代目、成駒屋)

気分は顔世御前。レクターの見初めは参詣の場。ラウラの退場後、レクターが扇を落として「さてもけしき宜しき女房殿かな」チョーン。幕。

カルロ        中村勘九郎なかむらかんくろう五代目、中村屋)

末期は猪に向かって仏倒し。立ち回りは菊五郎劇団と。

マッテーオ(カルロ弟) 坂東三津五郎ばんどうみつごろう十代目、大和屋)

カルロとの息の合った立ち回りに舞踊の巧さが活きる。

ニョッコ       市川染五郎いちかわそめごろう七代目、高麗屋)

レクターに擦れ違いざまに殺される一瞬の動きの緊張。

ロミュラ      中村小山三なかむらこさんざ二代目、中村屋) 

ジプシー女(ロミュラの友人) 中村吉之丞なかむらきちのじょう二代目、播磨屋)

ベテランわき役の渋い演技で世話物情緒。

ジョン・ブリガム   片岡我當かたおかがとう五代目、松嶋屋)

気分は「将軍江戸を去る」の山岡鉄舟。クラリスに手をとられての最期「もう目が見えぬ・・・」。

ダニー・バーバー(マッド・ハンター)
            市川新之助
いちかわしんのすけ七代目、成田屋)

ずばり斧定九郎。

・モンテネグロ(イタリア大使館職員)
            中村橋之助
なかむらはしのすけ三代目、成駒屋)

辛抱立ち役とさばき役の間位の感じ。

・コーデル(ヴァージャー家使用人)
            市川男寅
いちかわおとら六代目、滝野屋)

「対面」で花道へ向かってヴァージャー、マーゴを呼び出すところが見せ場。気分は小林朝日奈。

ドームリング(レクターに泣かされた精神科医)
            坂東吉弥
ばんどうきちや二代目、大和屋)

端敵。

ストゥディオーロ(イタリアの学者)

中村又五郎なかむらまたごろう二代目、播磨屋)

中村雀右衛門なかむらじゃくえもん四代目、京屋)

中村富十郎なかむらとみじゅうろう五代目、天王寺屋)

市村羽左衛門いちむらうざえもん十七代目、橘屋)

片岡芦燕かたおかろえん六代目、松嶋屋)

中村芝翫なかむらしかん七代目、成駒屋)

レクターの講演に口上みたいに全員裃姿で登場。忠臣蔵の大序の様に人形ぶりではじめたい。全体の気分は「二条城の清正」

この一幕には給仕役で松本幸右衛門まつもとこうえもん初代、高麗屋)

侍女頭に中村吉之丞なかむらきちのじょう二代目、播磨屋)(二役登場)



ヴァージャー   市川猿之助
いちかわえんのすけ三代目、沢瀉屋)

最初の登場はクレンドラーが待っているところに中央からせり上がる。「対面」の場、「猪養のだんまり」では輿に乗せて移動。動きはないが、科白回しの巧さで存在感充分。

レクター     片岡仁左衛門かたおかにざえもん十五代目、松嶋屋) 

良弁僧正の様な僧形に変装。「対面」では縛られて工藤の位置。「まま炊き」の場の手さばきは茶の湯風。

アーディリアの祖母(写真) 中村歌右衛門なかむらうたえもん六代目、成駒屋)

舞台に立っていただけなくて本当に残念です。

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